偏頭痛の痛みとは

偏頭痛の痛みは、かなり激しく「ズキンズキン」と痛みます。偏頭痛は血液の流れや脈に呼応するように痛みます。

偏頭痛 とは脳の中に存在している様々な血管が収縮し拡張するときに起こる血管性の慢性頭痛のことです。

この 偏頭痛 は突然おこり、時には激しく痛み、眩暈や嘔吐といった症状も現れることがあります。特徴としてこの病気は女性に多く見られます。 慢性化していき「頭痛もち」と言われるようになります。

偏頭痛は、ズキンズキンとした激しい拍動的痛みが、頭の片方に数時間から数日に渡って起こります。体を動かすことや物音、明かり等の刺激にも敏感になったりして、症状が悪化します。

ひどくなると吐き気をともなうこともあります。それに対し筋肉のコリから起こる頭痛は、鈍い痛みが頭の両方に起こり、偏頭痛とは少し違う症状があります。

偏頭痛とは?

頭の右か左か一方に日常生活が妨げられる程の強い痛みがあるつらい頭痛です。ストレスやホルモン、食べ物などが原因とも言われています。症状によりいくつかに分類されます。

慢性頭痛
痛みが繰り返し起こる頭痛で、いわゆる頭痛もちの頭痛です。
一口に慢性頭痛といってもその種類ごとに痛み方などにも差異があり、タイプにあった対処が必要です。

緊張型頭痛
緊張型頭痛の原因は肩こりなどの肉体的なストレスと、精神的なストレスやうつ状態からくるものとがあります。
肉体的ストレスからくる頭痛には偏頭痛同様に鎮痛剤が効きます。逆にこれが効かない場合は精神的な原因が考えられます。

女性に多く見られる頭痛

更年期障害、月経前緊張症候群、便秘、貧血などのは特に、女性が頭痛を起こしやすい病気と言われています。

吐き気を伴う頭痛

毎月生理と生理の間頃(排卵日頃)になると、頭痛や吐き気に悩まされ、目をあけているのも辛いような症状がある場合、おそらく偏頭痛と思われます。偏頭痛は生理の1~2日前や排卵日におこることが多いのです。

目の奥の痛みも偏頭痛によくある症状です。このような場合には事前に、そろそろ痛む頃というのが解るはずですから、痛む前か頭痛の初期に対応を考えておきましょう 。

目の痛み

頭の痛みと目の奥の痛みを感じる神経はどちらも三叉神経という神経ですので、頭痛もちの人は目の奥に痛みを感じることも多いのです。

目に原因のある痛みとしては、目の疲れからくるものや、視力の変化によって眼鏡の度があわなくなっておこるもの、さらに緑内障などが考えられます。いずれにせよ一度、眼科でみてもらって、痛みの原因が目にあるかどうかをはっきりさせ、もし目に原因がなければ神経内科を受診してみてください。

過労や睡眠不足を避け、精神的な負担を少なくすることが大切です。

偏頭痛以外の頭痛

偏頭痛以外に起こりやすいものとして、「 緊張型頭痛 」と「 群発型頭痛 」があります。
緊張型頭痛は、うつむき姿勢でいたために、首や肩の筋肉がこって血流が悪くなることや精神的なストレスにより頭や首の筋肉が持続的に収縮することで起こる頭痛です。これには、首や肩の柔軟体操が予防や症状の改善に役立ちます。

群発性頭痛は、季節の変わり目に1~2ヶ月群発して起こる頭痛です。片方の目の周りや目の奥がズキズキと激しく痛み、目が充血したり、涙が出ることもあります。これには鎮痛薬の服用が効果的ですが、アルコールが原因となる場合がありますので、普段からアルコールを控えめにすることが必要です。

偏頭痛の誘因

偏頭痛の誘因には、主に以下のようなものがあります。

過労・精神的ストレス

・・・過労や精神的ストレスを受けると脳は緊張し血管が収縮します。その後反動で血管が広がるため、偏頭痛が起きやすくなります。

女性ホルモンの変化

・・・月経や妊娠などにより女性ホルモンの分泌は変化し続けます。この変化により偏頭痛が起きやすくなります。

気候の変化

・・・低気圧が近づいたり気温が下がると、脳内の血管が収縮するので偏頭痛が起きやすくなります。

他にも、体質や特定の食べ物によって偏頭痛が起きやすくなるといわれています。また睡眠不足や睡眠のとりすぎにも気をつけましょう。