急性腰痛 には大きく分けると 外傷性急性腰痛 と 非外傷性急性腰痛 になります 。
外傷性急性腰痛 は重い物を急に持ち上げたりして腰にかなりの負荷がかかった時や、顔を洗おうとして体を曲げたり、下のものを取ろうとしたり、靴下や靴を履こうとして前かがみになったなどのちょっとした動作がきっかけで 腰部の筋肉、靭帯、椎間板、椎間関節など に負荷がかかり腰痛を起こします。痛みの度合いとしては軽いものから、重度のものになる痛くて動けなくなることもあります。
非外傷性急性腰痛 は物理的な原因がないのに起こるもので、 内臓などの疾患が原因で発生する場合があるので注意が必要です。
普通は 3 ~4日安静にしていると痛みが軽快するが、 3 日~ 4 日間安静にしても動いたときの痛みが軽くならない場合は治療する必要があると思います。
急性腰痛の原因には以下のような疾患が考えられます
【 原因 】・外傷性急性腰痛と言っても腰痛を起こす原因には様々あります 。 代表的なものを以下のように幾つかあげます。
①筋・筋膜性腰痛症 ②椎間関節性腰痛症 ③腰椎椎間板ヘルニア、④腰椎圧迫骨折
⑤腰椎分離症、⑥腰椎すべり症、
① 筋・筋膜性腰痛・・・ 筋筋膜性腰痛は、 ぎっくり腰 の原因として ②椎間関節性腰痛 に次いで 多い病態です
筋・筋膜性腰痛 は言葉の通り腰背部の筋肉と筋肉を被う筋肉の膜が体の捻転や前屈・後屈などにより筋・筋膜に負荷がかかり痛めてしまうことにより炎症がおこり、局所に熱感や腫脹などを引きおこすこともあります。
損傷が軽い場合は鈍い痛みを腰の部分に感じるぐらいですが、炎症や損傷が強い場合はズキンとした、鋭い痛みを腰の部分に感じるようになります。前屈の姿勢の方が痛みが走る場合が多いです。
②椎間関節性腰痛 ・・・ ぎっくり腰 の原因で一番多いのが 椎間関節性腰痛 です。
椎間関節は脊椎の後方にある左右1対の関節で、椎骨間の支持、連結を行い 脊柱の可動に関わっている関節です。椎間関節の外部は関節包で覆われ関節包には神経が多く分布しているので、 重い物を持ち上げたり急激な体位の変換によって この関節包や関節に炎症が起きると 強い腰痛 が現われます。
また、椎間関節は加齢による椎間関節の変性で、上下の関節かみ合わせが悪くなったり、椎間板が薄くなっているのでちょっとした動作がきっかけで関節面が傷んでしまい炎症をおこし急性腰痛が起こりこともあります。
④ 腰椎圧迫骨折 ・・・転倒や高所からの転落などによって起こる 外傷性の腰椎圧迫骨折 ありますが、その多くは 骨粗しょう症 を基盤とした 腰椎圧迫骨折
です。 骨粗しょう症 は、特に閉経後の女性に多く、骨量の減少と骨の微細造の劣化により骨強度が低下して、骨折しやすい状態のことをいいます。 骨粗しょう症 自体は自覚症状はほとんどありませんので 骨粗しょう症を基盤とした 腰椎圧迫骨折 は骨が弱くなっていることに気付かず、足の爪を切ろうとしたり物を取ろうとして前屈みになった時などの軽微な外力により起こり急性腰痛として発症することが多いです。なので単なる ぎっくり腰 と勘違いしてしまうので気をつけて下さい。
その他に、 骨に悪性腫瘍 があると、骨強度が低下し、そのため、特別な誘因がないのに圧迫骨折を起こしていることもあります。
③腰椎椎間板ヘルニア、⑤腰椎分離症、⑥腰椎すべり症、については坐骨神経痛の所を参照して下さい。
脳脊髄液の流れが悪くなるとき
私たちの脳は脳硬膜という硬い膜と、脳と脳硬膜の間を流れる脳脊髄液によって守られています。
そして脳硬膜は、背骨の中を通って仙骨(骨盤)まで伸びています。
脳脊髄液は脳と脳硬膜との間を流れているので、もし脳硬膜に捻れや歪みが生じてしまうと正しい循環ができなくなってしまいます。
脳硬膜の捻れや歪みは、後頭骨や背骨(椎骨)の歪み、骨盤の歪み(仙腸関節の離解)によって引き起こされます。
さらに仙腸関節(骨盤)は、呼吸に合わせた動きによって脳脊髄液を循環させるポンプの働きをしていますので、離解を起こすことによって正しいポンプの働きができなくなってしまいます
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